オーストラリア滞在中に取った資格

 

　家族でオーストラリアに行くことが決まった時は先ずとても嬉しかったのをよく覚えています。当時私は英語教室の講師をしていたのですが、海外経験は旅行程度で実際に海外での生活をしたことが殆ど無かったので、人に教えていてもリアル感が無く、これで実体験を元に教えることが出来る！と喜び勇んで家族でオーストラリアに渡りました。

　しかし実際オーストラリアに渡ってみると、初めての海外生活で生活を立ち上げたり、まだ小さかった子供の現地校生活に慣れるのを手伝ったりであっという間に３年が経ってしまいました。

このまま帰国になってしまってはいけないと一念発起し、その後、２つの資格を取るために学校に通いました。

　

　一つ目は日本語教師の資格です。日本に居るときから興味を持っていた資格でオーストラリアに於いて、英語で教える日本語教師資格に挑戦しました。毎日学校に通い、慣れない勉強もして、宿題やテストをこなして資格が取れた後は、すぐに日本語教師ボランティア活動が出来たのがとても楽しかったです。オーストラリアには日本語に興味を持っている人は多く、語学学校や企業で教え、多くのオーストラリア人と交流を持つことが出来ました。

　

　二つ目は、英語教師の資格です。帰国後も英語教師の仕事に戻ることを考えていたのでキャリアアップのために資格を取ろうと思いました。こちらも英語で教える英語教師資格の学校だったので、在学中は、世界中の国の人が通っていて、それはそれでとても興味深い経験が出来ました。こちらも資格所得後すぐに、現地幼稚園でボランティア活動が出来、とても良い経験となりました。そして帰国後の現在も資格を生かしてこの仕事を続けています。

 

　また、せっかくオーストラリアに滞在しているので、オーストラリアならではの事を何か習おうと思い、オーストラリアワイルドフラワーを描くフォークアートを習いました。

ところが、絵心など全くない自分が、筆を使って、それも木に絵を描く。。。などと無謀な冒険でした。頑張って取り組みましたが、毎回先生に手直しされ、出来上がった作品は、さながら先生の作品の様でした。毎週のお稽古の前には、夜な夜な家族が寝静まった後に絵の具を取り出して作品を進めましたが、あまり楽しいものではありませんでした。

でも、作品が残っているので、それはとてもいい思い出の品になりました！それもさながら先生作の作品が（笑）。

 

　海外滞在中は、生活に追われているとあっという間に年月は経ってしまいます。私は一念発起までに３年も掛かってしまいました。せっかくの海外生活、ぜひ積極的に資格所得や習い事に精を出されることをお勧めします。

 

　相談員A