オーストラリア:教育事情

 

子供を連れて駐在となると、誰もが一番初めに悩むのが、子供の学校についてです。日本人学校、現地校、インター校など選択肢は様々ですが、オーストラリアの様な英語圏では後々の英語力を考えて現地校に入れる方が多いです。

オーストラリアの学校システムは、日本ととても似ています。

毎年2月から始まり12月に学年が終了します。
学齢は日本のように誕生日によりきっちりとは決まっておらず、数か月程度は親の判断で、上の学年でも下の学年でも柔軟に入ることができます。

我が娘も、現地校に年長から中3の終わりまでの約10年間通いました。
初めの頃は、英語がわからず戸惑いもあったようですが…半年もすると学校での英語はすっかり分かるようになり、1年も経つと耳も口も頭の中も全て英語仕様になり、日本語が出てきにくくなりました。

日本の学校とオーストラリアの学校において、特に思い立った違いを以下に挙げてみました。


〈コンピューター教育〉
娘の通っていた学校では、ノートパソコンが小学5年生以上全員に貸与され、学校でも家でもそのパソコンを使って、勉強や宿題をしていました。常にパソコンを持って生活していて、学校から帰ってくると、おやつとパソコンを持って庭のトランポリンの上にずっと居たものです。低学年の時は、学校内のパソコンやタブレットを使って授業をしていたので、5年生で貸与された時には、一通り何でも自分でパソコン操作が出来るようになっていました。高校で日本に帰ってきた時は、日本の学生がスマホはできるのにPCが使えないことに驚いたそうです。


〈宿題〉
一番大きな違いは、夏休み等の長期休みには宿題は無いということです。オーストラリアは4学期制なので年間4回長期休みがあるのですが一切宿題はありません。
通常の学校がある時は日本同様、毎日宿題が出ます。低学年では日記や計算等ですが、高学年になると、与えられたトピックについてコンピューターを使って、自分で調べて→文書をまとめ→パワーポイントで発表する、までを1週間ぐらいでやるプロジェクトという宿題が増えてきます。


〈受験〉
高校受験は、基本的にハイスクールは中高一貫の学校なのでありません。しかし大学受験は、日本同様大変です。HSCという大学共通テストを高校3年生全員が受けて、その点数により行きたい大学や学部を選ぶことが出来ます。受験教科は数種を自分で選択しますが、音楽やダンスなどもあります。勉強は大変で日本同様に高校3年生はHSCが終わるまではよく勉強します。浪人する人はほとんどいませんが、大学に入ってから方向転換する人は多いです。


〈表彰〉
毎年学年の終わりにスピーチデイという保護者出席の修了式が行われますが、その際に、学力優秀者、スポーツ優秀者、生徒会等功労者、などに対して、個人的に表彰されます。名前を呼ばれた子は舞台に上がり、メダルやトロフィーをもらい、とても誇らしげです。
“平等”を重んじる日本の教育とは違い、いろいろな分野においての優秀者に対してたたえることで子供たちの“やる気”を伸ばす教育の考え方です。

オーストラリアの教育事情は、全体的には日本よりのんびりしている感じはあります。しかし、考え方として勉強だけでなく得意分野を伸ばしていく!という考えが強いので、スポーツや音楽やダンス等を頑張っている子供たちが多いです。また子供たちはとても本をよく読みます!学校でも推奨しいていることもあり、空き時間には本を読んでいる風景を当たり前のように見かけます。それには大人もよく本を読むことがあると思います。プールサイドに寝転んで本を読むのが夏の風物詩です!
 
以上、オーストラリアの教育事情についてご紹介しました。
                                    相談員 A

<表と写真>

オーストラリアと日本の学校システム比較

教室風景

学校代表エアロビクスチーム

修了式(保護者出席)での各種表彰