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虜になった英国文化

ロンドンの街並みは、昔ながらの石造りレンガ造りの建物が多く、歴史を感じます。
美しい花やハンギングバスケットがエントランスや窓辺に飾られ、街歩きは幸せを感じるひと時でした。


在英中に経験したフラワーアレンジメント、ガーデニング、ソフトファニシング、アップホルスタリー、アンティークやカントリーハウス、ガーデン巡りを通して「伝統とはこういうものなのか!」と英国の奥の深さに何度も驚かされることがありました。3回に渡り11年間の英国での暮らしは、気が付くとすっかり英国文化の虜になっていました。


赴任して間もなく家の近くで、スタイリッシュなお花を持った人たちと出会い、何だろう?と聞いたところ、フラワーアレンジメント、しかもロイヤルウェディングも手掛けた新進気鋭のフローリストのスクールと聞き、無謀にも是非習ってみたいと思いました。
ONE-DAYクラスのトライアルからキャリアコースまであり、花材も綺麗な花だけでなく、枝や枯れ葉、木の実、コケ、果物などを使った型にとらわれない独創的なものでした。
キャリアコースではコベントガーデンマーケットで花材を仕入れ「何故そのように作ったのか?」と自分の言葉で表現させられることもありました。
帰国後、自宅でママ友から始めた教室を主宰。しかし、再び英国転勤になり中断してしまいました。
2回目の駐在先はロンドンから車で2時間ほどの地方都市で、ガーデン巡りやカントリ―ハウス巡り(昔の領主の館)には最高の位置にありました。そして、夢中になったのは近くの公園で開催されるフリーマーケットやアンティークフェアでした。退屈しのぎで行ったこのフェアで英国の友人は古いものほど価値があると80年前のガラクタ同然の椅子を買い、見事に塗り直し美しい布を張り素敵な椅子に変身させてしまいました。私も真似をしてフリーマーケットで売り物とは思えない椅子を買い、塗料をはがし家具用の塗料を再び塗り、仕上げに布を張り鋲を打って仕上げました。(英国では椅子に詰め物を入れて生地を張ることをUpholsteryと云います。)
ロンドン帰国時に買い求めたダイニングセットの椅子の座面は、帰国後引っ越しの度にカーテンと共布に替えるのも楽しみの一つになっています。


このUpholsteryを通して、家具や部屋の印象を一変させる布の魔法にもかかり、3回目の英国赴任では、布を使ってインテリアをデコレーションするソフトファニッシングのスクールにも通いました。その授業ではフットスツールやランプシェード、タッセル等も作りました。


英国での生活は一つの扉を開けるとまたそこに扉があり、またその扉を開けると次の扉があり興味は果てしなく続きました。
英国文化にのめり込む私の冒険の旅は帰国後の今も続いています。


相談員F

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