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中南米の習い事

海外に赴任すると、その地域の気候や文化に慣れなければならず、日本から送った荷物の整理、子供を帯同していれば、教育施設の手続き等々忙しく時が過ぎていきます。
少し落ち着くと、親も親戚も友達も居ないので、思いのほか自分の時間が沢山あります。
そんな中、どう楽しんで生活するかは自分次第です。
私もアメリカ駐在の時には、テニス、ゴルフ、シャドウボックス、アクセサリー作り、刺繍、お料理など、車で自由にどこへでも行って、駐在の奥様達がほぼ間違いなく習うであろう習い事を時間の許す限りやっていました。子供達もテニス、サッカー、ピアノ、アイススケートなど色々な習い事をしていました。

そんな経験を経て、ブラジルに赴任し、治安が悪いことによる制約を受けました。
当初、テニスをやろうとしても、気軽にできるコートが見つけられず、ゴルフも、日本人が行くゴルフ場は、居住地から少し遠いところにあり、ゴルフ場までの道に、時折山賊が出て(今では対処されていると聞いています)自分で自由に行くことが出来なかったので、アメリカのように気軽にプレイ出来ませんでした。
でも、生活に慣れていくと、楽しいことが沢山あるということに気付きました。ブラジル特有の文化を体験出来る習い事が沢山あるということです。

ブラジルというとサンバを思い浮かべる方も多いと思います。あのサンバ音楽に使われている太鼓(バテリアといいます)や楽器、ボサノバというブラジル音楽をギターで習うことも出来ます。子供達は日本人学校でバテリアを習い、演奏するという機会もあります。
カーニバルに参加することも可能で、踊りを習うことも出来ます。あの派手な衣装は買うことが出来て、買えば参加できる団体もあり、日本人の奥様達も何人か実際のカーニバルに参加していらっしゃいました。

残念なことに私は楽器も踊りも習うことなく、カーニバルは観に行っただけで、参加しませんでした。唯一、カーニバル会場を見学しに行って、衣装を着させてもらう体験はしました。今思えば、折角ブラジルに行ったのですから、ブラジルの文化を感じるだけでなく、色々と挑戦してみればよかったなと後悔しております。
皆さんも海外赴任に出る機会を得たら、帰国してから後悔しないように、躊躇なく積極的にその国ならではの文化に触れられる機会を作ってください。


相談員T

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