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勇気を出して習い事
私の場合、結婚後すぐに主人が海外転勤となり、はじめての海外生活はアメリカのシカゴから。異動の話を聞いた時、子供もいない、現地には友達も親戚もいない、異国の地で主人が会社に行っている間、どうやって過ごせばよいのだろう・・・と不安になったのを覚えています。今とは違い、帯同ビザでは、働くことはできません。日中どのように過ごせばよいのか渡米前から気になり、語学学校や留学の情報を集めてせっかくの機会だから英語が話せるように頑張ろうと考えました。
情報を集め準備をして渡米したにも関わらず、いざ現地で生活し始めると、思っていた以上に英語が通じず落ち込み、一人で何かを始めたり出かけたりする勇気もなくなってしまいました。その上、冬のシカゴは東京とは比べ物にならない寒さと風の強さで、買い出しに隣のスーパーに行く他は出かけることもなく籠ってしまいました。
1か月以上、日中何もしない冬眠のような生活をし、さすがにこのままではいけないと思い、渡米前の気持ちを思い出し、勇気を出して、コミュニティカレッジのESLのクラスに申し込むと同時に英会話習得のために家庭教師もきてもらって、英語の勉強をしたのが最初の習いごとです。
その後は、日本で経験のあることをあえて英語で習うことに挑戦し、フラワーアレンジメントの学校に通って修了証をもらったり、ゴルフのレッスンに通ったり、料理をならったりしているうちに友達もでき、行動範囲も広がっていきました。次の赴任地でも同じように興味のあることを英語で習ったりしました。
振り返ってみると習いごとを通じてたくさん思い出ができたと思います。
習いごとは異文化体験で、色々な発見があり、自分自身の世界も広がります。
シカゴやニューヨークで習ったフラワーアレンジメントは、子供の学校行事の時に、会場に飾るお花をアレンジするなど、ボランティア活動に活かすこともできました。
また、海外で現地の人に料理をならったことで、料理の発想が豊かになり、和食を作るときに現地の食材でアレンジしたり、工夫したり、創作できるようにもなりました。帰国後、食育活動に携わった時には、レシピ制作を依頼される機会を頂いたり、日本での生活も世界が広がったと感じています。
相談員W