top of page

Vol. 9: 日本語の維持

むンタヌネットの普及に䌎い、英語は䞖界の共通蚀語になりたした。日本でも小孊校から英語教育が始たりたしたから、米囜ぞの転勀はネむティブの英語力を぀ける絶奜のチャンス。お子さんの幎霢に関わらず、ずもかく珟地で英語を身に付けさせようず、ご䞡芪の期埅も膚らむず思いたす。

 せっかく垌望に燃えおいるずきに、氎を差すこずになっお気が匕けたすが、駐圚期間こそ、日本語教育をしっかりやっおほしいずいうのが、長幎海倖で囜語指導をしおきた私からのアドバむスです。 

 理由は倧きく぀ありたす。

぀目は駐圚である以䞊、日本に垰るこずが決たっおいるのですから、そのずきにお子さんができるだけハンディを背負うこずなく、スムヌズに孊習環境に適応できるようにするため。぀目は、母語がしっかりしないうちに他の蚀語が混ざったずき、䜕語かの刀断ができないたた䜿っおしたい、結果ずしお、どちらも䞭途半端になる恐れがあるからです。幎霢が䞊のお子さんの堎合は、小孊䜎孊幎皋床の英単語から芚えなければならず、抜象的な思考や、自我を深めるこずができなくなる恐れもありたす。

 二぀の蚀葉を自圚に話す「バむリンガル」には、私自身憧れが匷く、アメリカで息子を出産したずきには、圌らが日本人離れした発音で英語を話す姿を想像しおは喜んでいたした。ずころが、じき、アメリカで生掻するだけで、䞡囜語が自由に話せるようになるわけではないこずに気づきたした。

ずいうのも、プレスクヌル、幌皚園、小孊校ず芪元から離れる時間が延びるに぀れお、英語力は䌞びおも、日本語力が匱くなっおいるお子さんをたくさん芋たからです。小孊高孊幎の男の子が「お買い物」や、「お倖」などの幌児語を蚀ったずきにも驚きたした。家庭内の日本語はどうしおも䜿う単語が限られたすし、お母さんずばかり話しおいるず、男の子でもそれが女蚀葉だずいう意識なく䜿っおしたいたす。

日本語の単語よりも英語のほうを先に芚えおしたった堎合も問題で、それがどちらの蚀葉か分からずに䜿っおしたうため、「シヌラむオン、スリヌプしおたよアシカが寝おたよ」ずいうように、本人は日本語の぀もりで話しおいおも、そうずは思えない衚珟も増えおきたす。

いくら英語が䞊手になっおも、正確な日本語が話せないようでは「バむリンガル」ずはいえたせん。海倖にいるからこそ、囜内にいる以䞊に幎霢盞応の語圙単語数や、蚀い回しができるよう心がけるこずが倧切です。芪埡さんのその意識が子䟛を「バむリンガル」に育おる䞀歩になるず思いたす。

Featured Posts
Recent Posts
bottom of page