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Vol. 13: 夏休み

 6月に入ると夏休みになる学校が増え、子供たちがうきうきしているのが分かります。2ヶ月以上もある長い休みは、アメリカの学校教育では学年と学年との境目になり、基本的に宿題はありません。それじゃ、どうするのと心配になるでしょうが、こちらでは各家族で計画を立てて過ごすのが浸透しており、子供たちも夏休み前から自分はどこで何をするかをよく話してくれます。

 駐在員家族にとっては、先に赴任しているお父さんの元へ、1学期を終えたお子さんとお母さんが渡米するのに都合のよい時期。学校がなく、お母さんも運転免許をとったり、周囲のスーパーを覚えたり、こちらの生活にゆっくりと慣れることができます。反面夏休みの真っ只中では同じ年頃の友達を見つけるのは難しく、お子さんにとってはたいくつな夏にもなりかねません。

 新学期からのことを考えれば、英語力をつけておくにこしたことはありませんし、少しでも新しい環境に慣れるようこちらのサマースクールやサマーキャンプに入るのも一案です。

 アメリカ人対象で英語指導になりますが、算数(数学)や化学に特化したもの、英作文などの勉強中心のものから、動物に焦点をあてたZoo Camp、海の生物を観察するSea Camp、子供に人気の高いレゴ、アートもあれば、スポーツは水泳、テニス、サッカー、野球、バスケットボール、ダンスなど、年齢別に各種そろっています。ただし、申し込みはほとんどが4月中で、7月末にこちらに着いてからでは、空きが出ない限り入ることができません。同じ会社の方が住んでいたり、お友達がいる場合は、事前に現地の様子を聞いて、申し込んでおいてもらってもいいですし、いまはインターネットで世界中どこからでも申し込みができるようになっていますから、ぜひ検索してみてください。

 このほかに日本人が多く住む地域では、塾や幼稚園が日本語指導によるサマーキャンプを実施しています。1週間単位で内容が変わり、勉強だけでなくクラフトや英語を指導してくれるところもありますから、お子さんにとっても入りやすく、送迎時に他の保護者ともおしゃべりができるので、お母さんにとっても現地の情報を得る貴重な機会と言えます。対象が限られることもあり、7月以降でも受け付けているところがありますから、あきらめずにさがしてみましょう。

 お父さんへのお願いは、この休み中に休暇をとって家族旅行を!学校が始まってしまうとしばらくは余裕もなくなります。思い切って、車で出かけてみてください。大陸の大きさを肌で感じることもアメリカ駐在の貴重な体験になると思います。

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